「特進クラスの奴らって、どーせ勉強ばっかりしてて運動できねーんだろ」
「バスケの試合するらしいけど、余裕で勝ちだな」
そんな声が聞こえた。
はあ?
てか、モモのクラスの男子、ロクでもねえな。
一緒にいる瑛人にもバッチリ聞こえていたようで、向こうに聞こえるような声で言い放つ。
「はあー? 何言っちゃってんの? 結局はひがみだよな~」
へらへらしているお前が、俺と同等の偏差値ってこともびっくりだけどな。
すると真柴も姿を見せて、
「あっ、どうもー」
ラフに手を上げて通り過ぎていく。
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