「べつに、普通だよ」 今日張り出されたテストの順位。 俺は学年1位だった。 まあ、こんなの当然と言えば当然だ。 特進クラスと言っても、俺のレベルにはまだまだ及ばないからな。 「なー、ほんとすげえわ」 つかの間の俺たちの時間に割って入って来たのは瑛人。 うぜー。 だからいちいち突っ込んでくんなって。 「伊緒くんのおかげで、私もすごい点数よかったんだよ!」 「マジか、それはよかった」