「あ、もしかして、キミが充電ちゃん?」
言われて目が合ったのは、私。
充電、ちゃん?
ん? どう意味だろう
「モモに気安く話しかけんじゃねーよ」
伊緒くんが言うと、「おー怖っ」と大げさに肩をすくめる鼻ピアスくん。
「ほら、早く!」
「わかったよ」
宇野くんに再びせかされて、渋々立ち上がった伊緒くん。
そして去り際、耳元で囁いた。
「帰ったら、お仕置きね」
~~~っ……!
一気に、体中が熱くなる。
お仕置きって……!
な、なんで? 私がなにかした!?
私は人知れず、熱が上昇していくほっぺたを両手で押さえた。



