【わかった】


それだけ返信をして、再び父さんとの話を始める。


「……天音ちゃんと、仲はいいのか」

「……とてもじゃないけど……俺の態度が悪い」

「ははっ、そんなことだろうと思ったな。でも天音ちゃんは親しくしようとしてくれてそんなお人好しなところが愛らしすぎてまた好きになる、だろ？」

「……キモ……」


この親父、なんで俺が考えてることわかっただよ。


「はぁ、やっぱり似てるな……じゃなくて、さすが親父様だろう？」

「……」


寒気がする……。


「じゃあ、後日日にちは決めるとしよう、では私は私の日翔を可愛がってくるとしよう」

「ほどほどにしろよ」


父さんが母さんをいじめると色々と面倒くさいんだ。



……でも、俺も将来こんな仲良い夫婦に、天音となりたいな。


なんて思いながら、小さい頃の天音との写真を１時間ぐらい眺めていた。