「……おーっ……す、すごいっ……」

「……?」


じ、仁くん背高いっ……!!


「仁くんって、やっぱりモデル体型だよねっ……」

「……は?」

「ふぇ?」


な、なんか気を損ねるようなこと言っちゃったかなぁっ……!?


「な、なんていうか、前は黒髪に眼鏡でモデルさんっぽくてっ……え、えっとっ……背が、高くてカッコいい……?」

「……顔は?」

「も、もちろんかっこいいよ!でも、言われるの嫌そうだったから……」


仁くん、顔見られたくなさそうだったし……。

でも、本当にイケメンだっ……。


「あはは、ありがとう。天音はすごいね」

「……?な、なにがっ……?」


な、なんかすごいことしたかなっ……!?


「ううん、なんでもない。……でさ、こんな俺だけど、これからも友達でいてくれる?」

「!うん!一生の友達だよ!!」


そう言って、ぎゅっと仁くんの綺麗な手を掴んだ。


「……天音はさ、そうやって無自覚に男を勘違いさせるよね」

「ふぇ?」


あ、あれ……?急に雰囲気ちがっ……。


ドンッ


「っ……仁くん……?」


急に体制を変えられて、壁ドンをされてしまった。