「白蘭…っ」 無差別な鬼神の力は月影のことも傷つけた。 そうして暴走は白蘭の内臓を傷つけたところで、やっと収まった。 内臓を傷つけたことで白蘭は苦しそうに血を吐き、寝台に倒れこんだ。 「白蘭!!」 すぐに月影が白蘭を抱き起こし外にいる従者に叫んだ。 「すぐに薬師神を!!…早くしろ!!!」 …月影だわ。 憎しみから解放され我に返った白蘭は目の前にいるのが月影だと、やっと理解した。 「…っ…」 話そうとすると内臓の痛みに顔をしかめ、吐いた血が逆流し激しく咽た。