ドバイだ……。
初めてきたな、と真珠は空港内を見回した。
ドバイの人口の八割が外国人だと言うが、インドの人が多いらしい。
異国って感じだな~と思い、ちょっと心細くなっていたが、何処からかノリのいい関西弁が聞こえてきた。
聞き慣れた言葉に、ホッとしてしまう。
ドバイの公用語はアラビア語だが英語でも通じるところが多いようなので、そう不自由はないかもしれない、と真珠は思った。
「少し空港でゆっくりされますか?
すぐホテルに戻られますか?」
合流した侑李がそう訊いてくる。
桔平はドバイではホテル住まいのようだった。
空港でゆっくりか、と真珠は広い空港内を見回してみた。
ドバイの空港といえば、空港内のあちこちに立ち並ぶヤシの木と宝くじ。
空港で売られているミレニアム・ミリオネアという宝くじは、なんと、5000人に一人という高確率で、100万ドルが当たるのだ。
まあ、その宝くじ自体が高いのだが。
そのくじより安い、高級車や高級バイクが当たるくじもあったが、普段、車もバイクも乗らないので。
ここはやはり、100万ドルかっ、と真珠はミレニアム・ミリオネアを奮発して一枚買ってみた。



