ドバイ直行便のファーストクラスは半個室なので、誰とも接触もなく、快適だった。
誰とも、にはもちろん、桔平も含まれる。
ウエルカムドリンクのドンペリのあとには、アラビックコーヒーとデーツが運ばれてきた。
デーツは、ねっとりとした甘いドライフルーツで、よくドバイ土産になっている。
デーツは日本で言うナツメヤシで、天然のキャンディと呼ばれ、クレオパトラも好きだったらしい。
深夜便なので、機内食は軽めなものを頼んだが。
シートごとにミニバーがつき、お菓子も大量に備え付けられているので、ついつい、それを食べたり、炭酸水を飲んだりしながらゲームをやってしまう。
予約していた時間になったので、真珠はようやく半個室の席から出て、シャワーを浴びに行った。
ラウンジにもシャワールームはあったのだが、一度、飛行機の中でシャワーを浴びてみたかったからだ。



