ご先祖さまの証文のせいで、ホテル王と結婚させられ、ドバイに行きました

「じゃあ、僕、会社休んで、花木に会いに行ってみますっ」

「偉いぞ、中峰っ」

「おばちゃんたちから真珠の本名訊き出せたら、すぐに連絡するね」

「はいっ、ありがとうございますっ」

「ところで、ドバイってどうやって行くの? ラクダ?」

「うーん。
 お金持ちが行くところだから、ヨット?」

 半分酔っている佳苗と吉田はそんなことを言い合い笑い出したので、中峰はひとりスマホで、ドバイ行きの飛行機を探し、予約した。