ご先祖さまの証文のせいで、ホテル王と結婚させられ、ドバイに行きました

 



 車はまた少し走り、砂漠に突如現れたキャンプサイトでとまる。

 ガイドの人たちが屋台で食事の支度をはじめた。

 その間、みんな、民族衣装を着て写真を撮ったり、水タバコを吸ってみたり、サンドボードをやってみたりしていた。

 サンドボードは砂丘でやるスノーボードなのだが。

 砂の上では転げても痛くないらしく、みんなすごいスピードで滑ってきては、転げて笑っている。

 真珠と桔平は、二人でラクダに乗ってみた。

 その辺りをぐるりと回らせてもらう。

 二人で一頭のラクダに乗ったが、かなり高さがあって、結構怖かった。

 写真を撮ってくれるときだけ微笑んでみたが、笑えていたか自信はない。

 時折、強い風で砂埃が舞い上がる以外は困ったこともなく、やがて、夜になった。