気づけば君が近くにいてくれた




藤波くんは動けぬまま、終了を知らせるアラームが鳴る。



「うそ……それはずるいじゃん、2人とも」


「えへへ、私たちの作戦勝ちだねっ!まともに戦おうとしても足の速さっていうハンデがあるんだもん、仕方ないでしょ?」



香純ちゃんと肩を組んで微笑み合う。


普通に戦っても私たちに勝ち目はない。



「じゃあ藤波くん、アイスよろしくねーっ!」


「……はぁ、仕方ないなぁ。金欠だから安いやつね」



私と香純ちゃんはガッツポーズで、コンビニに寄ってから私の家へ戻ることになった。