Ayaからのダイレクトメッセージを開くと何枚かの写真が送られていた。

一枚は誰かの部屋というよりはホテルの部屋に置いてある丸テーブルの上に置かれた二本の開封された缶ビール。

その次の写真は明らかに情事の後を思わせる乱れたベッド。ただし、誰も写ってはいない。


気持ちが悪い


何も返事が出来なくてそのままアプリを終了させたが、ダイレクトメッセージのお知らせが入った。

一瞬、ピクリと体が反応したが友人のアイコンが見えてホッとしてメッセージを開いた。

『もしかして、浜田と美幸のことがひっかかってる?だとしたら美幸は呼んでないし、来れるはずはないから大丈夫だよ』

鋭い・・・

『そうだね、やっぱり二人には会いたくないかな』

『浜田は来るみたいだけど、雪に会いたがってた』

淳が?今更?

『今更何で?私は全く会いたくないけど』

『謝りたいらいいしよ、今も雪のことを引きずってるって』

『それって、ひどいことしておいてスッキリしたいから謝って許してもらおうという魂胆?』

『たぶんそれ、でもそんなのスルーしていいよ。みんなも雪に会いたがってるし、、浜田が何を言っても無視をすればいいよ』

『無視って、子供かっ!』

『マジで考えておいて、ちなみに来月の19日だから」』

同窓会かぁ〜
卒業してからはなんやかんやと忙しくて飲み会は参加してなかったけど、久しぶりに会いたいかも、美幸は来ないって言うしそれなら出てみようかな。

淳は寝言は寝て言えだけど。