急遽なシフト変更に応えてくれるって、オーナーがやさしいのかな?それとも、単に真生が信頼されてるだけ?もしくは、オーナーも真生の体調を心配してたとか……。
いろいろな考えが浮かんだけど、わたしにはわかりえないこと。
「わかった!じゃあ、勉強は明日からでいい?」
「うん。あ、でも、勉強は6時半には終わらせなきゃいけなくて」
「りょーかい!明日からテスト前日まで、わたしが教えられる範囲のぜんぶを叩き込むから!」
ぐいっとうでまくりをしてみせれば、真生はありがとう、と言い残してバイトへと向かっていった。
「……あ、真生に苦手な教科聞いておけばよかった」
そんなことを思いついたのは、家路を歩いていた時のこと。
事前に聞いておけば、どこをどう教えたほうがいいのか見当がつくし。
……そういえば。
〝朝水くん、てっきり頭がいいから授業中も寝てるのかと思ってた〟
〝そんなことはだんじてないから安心して〟



