私これでも一応聖女ですが、落ちこぼれなせいで国外追放寸前です!



恥ずかしい所を次から次へとっ…!!!!


慌ててジルから離れようとするけれど、面白がってジルは離してくれない。


「俺はただ、約束を守るためにここへやって来ただけだ。求婚しなければ、挙式も上げられないだろ」


「ああ言えばこう言うんだから……」



フェイムの言葉に聞く耳を持たないジルに、やれやれ手に負えないと白旗を上げるフェイム。


そんな彼に助けを求めたいのに、ジルは一向に私を抱きしめる力を緩めてくれない。


嬉しいけど!嬉しいけども!!


恥ずかしさの方が勝った私は、ヤケになって力を使う。


「んーもー!離してってば!!」


光の盾を使ってジルを跳ね除けると、勢いあまって私まで後ろに足が縺れ……。


「「あ……」」


首に下げていたクリスタルの欠片がふわりと宙に舞い、綺麗に二つに分裂した。