BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-


今まで意味不明だと感じていた言動が、初めて少し理解できた気がする。

その上で、さっきの廊下での出来事を思い返すと、はっと胸を突かれた。




「わたしが目立つの嫌って言ったから、みんなにああ言ってくれたんだよね、……ありがとう」



そのとき、ちょうど教室の扉が開いて先生が入ってきて、冽くんに聞こえたかどうかはわからない。


今日の授業中も、騒ぐ人は誰ひとりいなかった。