「その時になくなった人々の無念が怨霊になって、あの岩に閉じ込められていた。それを誰かが割って、外へ出したんだ」


「一体誰がそんなことを?」


さすがにそこまではわからなかった。


この町を怨霊で多い尽くして特をするような人がいるだろうか?


こっちの世界に来て間もない良介が考えてもわかるようなことではなかった。


「もう1度、あの岩を見に行こう。犯人がなにか痕跡を残しているかもしれない」