「そういえば月影はどこに行った?」 「氷輪が迎えに来てどこかに行ったわ。長くかかるともいってたっけ…」 「そうか。おそらく天界に一度帰ったのだな」 「…天界」 「人間界とは時間の流れが違うのだ」 なるほど。そういうこと。 「紅蓮は魔界?出身なのよね」 「ああ」 「どんなところ?」 「どんなって…虹色に咲く花がある所だ」 虹色!?そんな花が本当にあるの? 「すごい!いつか私もその花を見てみたいわ!」 「では月影との婚姻の際に送ろう」 月影との…婚姻。 「えっ。ええ…ありがとう」