せっかく師匠も 教室には来たけど、二人で裏庭に移動した。


……教室じゃゆっくり話せそうになかったから。


「――にしても、まさかお前と同じクラスだとはなー」


そうです。なんと、師匠は同じクラスだったようです。


……クラスメート把握してなかったなんて言えない。



「あの……本当にありがとう。助けてくれて」


「んなの当然だろ。俺は思ったこと言っただけ」


うぅ……師匠、かっこよすぎます。



「もしかして惚れた?」


期待して聞いてくる師匠。


「そ、それは……ないですね」


まだ、王子のことを忘れられてないからなあ……。