デートの翌日、月曜日特有の――私にとっては毎日ではあるけど、いつも以上に――憂鬱な気分で学校へ行く。


はぁ……月曜日なんてやってこなきゃいいのにな。



学校と家はそんなに離れていないが、ため息は五十回くらいついてしまう。



憂鬱な気分のまま教室に着くと、私の机に何か書いてあるのが遠目でわかった。



何が書いてあるんだろう、という恐怖で仕方なかったけど、今逃げたら負けを認めるようなものだ、と思い自分の席に着く。




そこに書かれていたのは――



“どうせそのぶりっ子声で誘惑したんだろ”


“キモい声聞きたくないから学校来んなよカス”


“さっさと消えろ。目障り”




――たくさんの、罵声だった。