「ひーめ、なんか新しくできた水族館のチケットなんだけどさ、一緒に行かね?」
あ、そこの水族館、前から行きたいなって思ってたとこだ。
「い、行きたい――あ、でも希星……」
「そういうと思って……」
騎士王子の持ってるチケットが一枚増えた。
「三枚用意してある」
「じゃあ、ぜ、ひ、お願いします……」
こんな機会、逃すわけがない。
「おっけー、じゃあ日曜の9時に駅前でいい?」
私は頷く。
楽しみだなぁ……って、これってデ、デートってやつじゃ、ない、よね……?!
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