あっという間に四時間目は終わり、給食の時間に。



悪魔(騎士王子)は、別れ際に



「――これから毎日ここでサボろうな」



と言われ、私の真面目ライフは自然と消えていった。


――まあ、正直、真面目すぎるのも疲れるし。




学校が終わると、あとは買い物と夕食作るのと希星の帰りを待つのみ。


が、意外とあっという間に時は過ぎていく。



「おねーちゃん、おかぁーり!」


「希星、“ただいま”ね。お姉ちゃんが“おかえり”」



このやりとり、もう数え切れないほどしてる。


その度に希星の可愛さに癒やされる。