私の名前を呼んで。




急いで希星と自分の朝食を作る。


今日はトーストだけでいっか――希星ごめん。



身支度も済ませ家を出る。






……ん?誰か、いる?




なんとそこには……



「お、おおおおお王子?!?!」


「朝から元気だね。っていうか遅くない?」



だって来てくれてるなんて聞いてないし!



「ちょっと昨日考え事してたの!ていうか来てくれるなら前もって言ってよ髪整えてなかったし」


「いや、彼氏だし一緒に行きたいし」



か、かかかかか彼氏?!――て そっか。


「あ、照れてる。かわいい」