「――ちょ、ちょちょ、……長い!長いよ、心臓がもうもたない……」
もう数分どころじゃないよ多分。長すぎて心臓止まるかと思った……。
「ごめん、嬉しくて」
……え?
「だって、もう無理だと思ってたから。
近づくなって言われたし、涼央と仲良さそうだったし。
……でも、今こうして隣にいる。それが嬉しい」
お、うじ……。
「わ、私も。誰がどう見たって釣り合わないし、私なんか可愛さのかけらもないから。
それでも、今想いをやっと伝えられたから」
心愛は宇宙一可愛いのに、と言われ、そろそろ心臓がパンク寸前。
パンクする前にひとつ、言い残しておこう。



