「今、トイレ行ったら、帰り部屋がわからなくなったんです」
「そうか、それでどうしたんだ」
「看護師さんが連れてきてくれました」
「良かったな」
「私は本当に東條さんの妻なんですか」
「ああ、そうだよ」
「東條さんとの事全然思い出せなくて、それに私達指輪をしてないんですね」
東條さんはしまったと言う表情を見せた。
「亜紀、ごめん、バタバタしてて、すっかり忘れてたよ、本当にごめん」
「大丈夫です、そんなに謝らないでください」
「退院したら、一緒に買いに行こうな」
私はどう答えていいか迷っていた。
しばらくして、亜紀は退院の許可が降りた。
相変わらずリハビリも兼ねて通院を余儀なくされた。
「亜紀、このマンションが亜紀と俺の住んでいたところなんだ」
部屋に入ると、亜紀はキョトンとしていた。
「どう、まだ何も思い出せない?」
「そうですね」
「そうか、それでどうしたんだ」
「看護師さんが連れてきてくれました」
「良かったな」
「私は本当に東條さんの妻なんですか」
「ああ、そうだよ」
「東條さんとの事全然思い出せなくて、それに私達指輪をしてないんですね」
東條さんはしまったと言う表情を見せた。
「亜紀、ごめん、バタバタしてて、すっかり忘れてたよ、本当にごめん」
「大丈夫です、そんなに謝らないでください」
「退院したら、一緒に買いに行こうな」
私はどう答えていいか迷っていた。
しばらくして、亜紀は退院の許可が降りた。
相変わらずリハビリも兼ねて通院を余儀なくされた。
「亜紀、このマンションが亜紀と俺の住んでいたところなんだ」
部屋に入ると、亜紀はキョトンとしていた。
「どう、まだ何も思い出せない?」
「そうですね」



