「…ど、どうも、こんばんはぁ…」
「ははっ、なんでそんな他人行儀?」
あなたを取り巻いている女性陣の視線に殺されそうだからですよっ!!
「先生?こちらの方とお知り合いなんですか?」
先生を取り巻いているなかでもとびきりの美人さんが先生の腕に自身の腕を絡ませながら媚びた声で訊いた。
そんな彼女の腕を自然な動作で解くとわたしの横に立った先生は、
「僕の片思いの相手なんだ」
そう言ってわたしの肩に手を置いてにっこりと笑った。
先生の爆弾発言に女性陣は皆絶句。男性陣は大盛り上がり。
それに対してどう反応したらいいのか分からないでいると、
「勝手にひとの彼女に話しかけないでくれます?」
不機嫌さを隠そうともしない天音がわたしと先生との間に割って入る。
すると、さっきまで顔色を悪くしていた女性陣が天音を見て「イケメン〜」と頬を赤らめた。
男性陣は「三角関係か!?いいぞっ!やれやれやれぇ〜!!」と、まだアルコールが入っていないのにも関わらず酔っ払いのテンションで騒いでいる。
…やっぱりさっき帰ればよかった。


