「もうそういうの聞かされまくって、今では僕舞のことどうでもよくなっちゃったよ」


英介の言葉に舞は吹き出した。


毎日毎日こんなメッセージをよこされたら、疲弊するのも間違いない。


「青っちはこんなに私のことを見ていてくれたんだね」


ともすればストーカーのようだけれど、今の舞には嬉しかった。


「そうだよ。だから舞もさ」


「うん。逃げてちゃいけないんだね」


舞はスマホを英介に返して力強く頷いた。


今日はもう遅くなってしまったけれど、明日ならお見舞いにも行ける。


そうだ、メッセージにもちゃんと返事をしないといけない。


恐怖心はまだ完全には消えていないが、英介がこっそり教えてくれた青っちの顔に元気が出ていた。


病人から元気をもらわないといけないなんて、我ながら情けないけれど。


「ありがとう英介。私、明日には病院に行ってみる」


「あぁ。青木君も喜ぶよ、絶対に」


英介の言葉に舞は大きな声で笑ったのだった。