「……あんたの彼女と同じ秘書よ」
「おおそうか」
これ以上ないくらい、心がこもってない『おおそうか』だな、と美菜は眉をひそめた。
大抵の男は、自分が話しかけると、真っ赤になるか、嬉しそうに話してくるかのどちらかなのに。
この雪村蓮太郎はそのどちらでもない。
その辺のソファや自販機と私の区別もついていないのではなかろうか。
これだから、この容姿でお坊ちゃんでもいまいちモテないわけだよな、と思う美菜に蓮太郎が訊いてくる。
「ところで、『あんたの彼女』とは誰だ」
「……蓮形寺唯由に決まってるでしょうが」
すると、彼女、彼女か、と呟いたあとで、蓮太郎が照れたように見えた。
「おおそうか」
これ以上ないくらい、心がこもってない『おおそうか』だな、と美菜は眉をひそめた。
大抵の男は、自分が話しかけると、真っ赤になるか、嬉しそうに話してくるかのどちらかなのに。
この雪村蓮太郎はそのどちらでもない。
その辺のソファや自販機と私の区別もついていないのではなかろうか。
これだから、この容姿でお坊ちゃんでもいまいちモテないわけだよな、と思う美菜に蓮太郎が訊いてくる。
「ところで、『あんたの彼女』とは誰だ」
「……蓮形寺唯由に決まってるでしょうが」
すると、彼女、彼女か、と呟いたあとで、蓮太郎が照れたように見えた。



