(仮)愛人契約はじめました

 立場上、ああいう情報流してくるのも、ほんとうはまずいんだろうにな、と思う。

 雪村さんとは幼なじみだと言っていたから、執事として以前に、友人としていろいろと心配なんだろうな。

「おやすみなさい。
 ありがとうございます、大王さん」

 唯由は誰もいない夜の道に向かい、深々と頭を下げた。