「あのあと、他のご親族からまた、蓮形寺月子さまとのお見合いのお話が来たのです」
前回のとは違う写真なんですけどね、と直哉は、月子の見合い写真を見せてくれた。
月子はアンティークな着物を着て、白い洋館風の建物にいた。
こちらを見ずに遠くを見ている。
「……なんか、見合い写真というより、雑誌の一ページみたいですね」
前の写真は成人式の流用だったが。
これは、あれかな? と唯由は呟いた。
「月子が進んで見合い写真撮るとは思えないから、お友だちと大正時代の着物着て写真館で写真撮るとか言ってた、あれかな……?」
「そうかもしれないですね。
気軽な感じのスナップ写真、みたいなこと言って渡してこられたみたいですから」
何処も気軽でないうえに、スナップ写真でもない、
と立派な装丁の写真を見ながら唯由は思う。
前回のとは違う写真なんですけどね、と直哉は、月子の見合い写真を見せてくれた。
月子はアンティークな着物を着て、白い洋館風の建物にいた。
こちらを見ずに遠くを見ている。
「……なんか、見合い写真というより、雑誌の一ページみたいですね」
前の写真は成人式の流用だったが。
これは、あれかな? と唯由は呟いた。
「月子が進んで見合い写真撮るとは思えないから、お友だちと大正時代の着物着て写真館で写真撮るとか言ってた、あれかな……?」
「そうかもしれないですね。
気軽な感じのスナップ写真、みたいなこと言って渡してこられたみたいですから」
何処も気軽でないうえに、スナップ写真でもない、
と立派な装丁の写真を見ながら唯由は思う。



