「あっ、唯由ちゃんだっ。
ここ、座っていい?」
月曜日。
いや~、片付け、手間取ってるうちにみんなに置いてかれちゃってさ~と言いながら、社食で紗江が前に座ってきた。
「お疲れ様です。
どうぞ~」
唯由も昼休みをつぶして、お客様の応対をしていたので、ひとり遅れて食べに来たのだ。
すでに一時を回っているので、社食は空いていた。
「紗江さん、がっつりですね」
ハンバーグにグラタンにパンにとたっぷり並んだ紗江のトレーを見ると、
「歳のわりに食べるのよ、私~」
と笑って言う。
確かに学生並みの食欲だな、と思っていると、
「そういえばさー、れんれん、唯由ちゃんに言いたいことがあるみたいでさー」
と何故か最初にゼリーの蓋を開けながら紗江は言ってくる。



