(仮)愛人契約はじめました

「だが、お前が割り込む余地はもうないぞ」

 せっかく得た愛人を失いたくないのだろう。

 蓮太郎はいろいろ言ってくる。

「俺はもう、こいつとみだらな行為をして金を渡している」

「額にキスしてサイダーおごってもらっただけですよっ?」

 自転車の人が吹き出した。

「さっき、こいつのおじいさんのところに挨拶に行ったら、生首にされかけたが、俺は一歩も引かなかった。

 こいつを失うわけにはいかないからな」

 あれ、引かなかったんだ……。