(仮)愛人契約はじめました




 そのまま二人で暇なので、屋敷の中をウロウロしていた。

 蓮太郎が廊下の隅にある台の上に、小さなゴミ箱やもっちりハムスターや、ミニサイズのストーブなんかが並べてあるのを発見する。

「あ、それ、私がおばあちゃんにあげたガチャガチャですよ」

 唯由が笑ってそう言うと、蓮太郎は膝に手をやり、前のめりにそれを眺めながら、

「いらないだろうに。
 祖母の愛だな」
と呟いていた。

 いや、何故いらないと決めつけますか……。