(仮)愛人契約はじめました




「俺はなにをよろしくされているんだろうな」

「自らよろしく頼んでましたよ」

 食事のあと、そんな会話をしながら、またうさぎを眺めていた。

 二人とも、何処か隅の方にしゃがみ込みたい気分だったからだ。

 なにをしに来たのか、よくわからない……と落ち込む二人を梢が母家の方から呼んだ。

「唯由~、ちょっと来なさい。
 蓮太郎くんもー」