「俺はなにをしに来たんだろうな。
久しぶりの休日を満喫してるだけ、みたいになってるが……」
最初こそ、クワで命を狙われたものの(?)、そのあとがまったりしすぎて、蓮太郎は完全に目的を見失っているようだった。
「あんたがお友だちを連れてくるって言うから、張り切って買い出ししてきたのよ」
と梢が言う。
二間続きの広い和室には大きなテーブルが二つ繋げて置いてあり。
何処から湧いて来たのかというくらい人がわらわら出て来て、席に着く。
蓮太郎は早速ビールを注がれ、
「あ、どうも」
と頭を下げながら、唯由に視線を向けた。
このおじさん、誰だっ?
と顔に書いてあったが、唯由も知らないので、苦笑いして誤魔化す。
この屋敷では、ご飯どきになると、何処からともなく人が湧いてくるのだ。



