私、そんなに飲んでたかしら。 きっと、父上達に会えて相当嬉しかったみたいね。 明明と入れ違いで紅蓮が部屋に入ってくる。 「白蘭。」 「私が挨拶に行くべきなのに、なんで来ちゃうのよ」 「起きるのが遅いのだ」 「紅蓮が早すぎなのよ!っあいた」 大きな声を出すと頭に響く。 「どうした?」 心配そうに顔を覗き込む紅蓮に、戻ってきた明明が笑いながら言った。