「これを見て声も出ぬか!」 「あー、完成までまだかかる?もう解術していい?」 相手が術を完成させる前に解術し水をまとめてかけてやった。 きゃあっと綺麗な着物がぬれた女子達から悲鳴が上がる。 それと同時に怒鳴り声が部屋に響いた。 「何事だ!!」 「「「族長にご挨拶申し上げます」」」 その場にいたものが一斉に膝をつき礼をとる。 父上はすぐにわたしに気づき近づいてきた。 「父上にご挨拶申し上げます」