「透子さん、お昼ごはんは食堂で食べますか?一緒に食べてもいいかな?」

日向は持っていた鞄の中から財布を取り出した。


「いいよー、今日ねぇ、日替わりランチが魅力的だよ」

「え、何ですか?」

「鳥南蛮」

日向は笑顔になって、
「もう口の中が鳥南蛮になってきました」
と言った。


可愛い奴め。


私達は一緒に食券を買って、鳥南蛮のプレートを持ってテーブルに帰って来た。

日向と向かい合って座る。


「いただきます」

日向は両手を合わせて、小さく呟いた。

私も慌てて両手を合わせる。



日向の鞄に付いているマスコットが目に入った。

このマスコットを見つけたから、私は日向と友達になることができたんだ、と改めて思う。