「ただ……」
ぜいぜいと息を切らして。
私の頭の中は、沸騰し続けている。
「ただ、愛してくれれば良かったのにぃぃーーーっ!!!」
うわぁーん!と、子どもの頃みたいに泣いた。
ううん、子どもの頃だってこんな泣きかたしたことない。
こんな、駄々っ子みたいな。
どうしようもない私を。
今日初めて、私は見つけてしまった。
しばらく泣き叫んで。
気づけば夕方になっていた。
のどの奥がものすごく痛い。
「……あー」
声を出してみると、聞いたこともないような、汚い声になっていた。
「汚いとか……」
自分で思ったことに、自分で傷つく。