「どうしましたか?」
武岡さんが恐る恐る聞く。



「あの、武岡さん」

「優大です」


「……優大くん。大変聞きづらいことなんですが」

「何でしょう?」


「何歳ですか?……その、私、多分、優大くんより年上だと思います……」

私の質問に優大くんは、大笑いした。


「えっ?笑うところですか?」
かなり真剣な質問なのに……。



「何歳でも、深雪さんは深雪さんですよ」
優大くんはそう言ってから、
「オレは31歳です」
と答えてくれた。


私は小さな声で、
「33歳です」
と呟いた。



「そんなに変わらないじゃないですか」
優大くんはニコニコ笑っている。



その笑顔を見ていると、ちょっとした不安も消えていきそう。

安心する笑顔だ。



そう思った。