「ねえねえ! ルーレット回そうと思ったけど、QUEEN が知ってるゲームじゃないとだめだよねー!」


巫くんがきょろきょろとみんなを見回す。

あ、QUEENって私のことか! とワンテンポ遅れて理解した。



「トランプで好きなアソビ言ってみー?」と黒土くん。

ええっ、ええと。


「私……あんまり知らなくて」

「まあそうだよねぇ。じゃあ有名どころでポーカー、とかならわかるでしょ」

「わ、わかんないです」

「はあ~!?」


最後の「はぁ~!?」は黒土くんだけの声じゃなかった。


「すごいね、最近の若い子は」


三好くん、もはや感心したみたいな顔でそんなことを言ってるけど。


「三好くんだって最近の若い子じゃん……」

「ぎゃははは、ははは! 触れないであげて、恭悟クンは不老不死の化け物だからねー!」