『よろしく』



「はい」



『君、名前は』



「僕は獅童関都【sidou-sekito】です」



『じゃぁ、関都くん』



「はい。なんでしょうか」



『何校?』



「え?」



『え?高校生でしょ?何校なの?』



「な、なんで知ってるんすか」



『見たらわかる。で、どこなの?』



「あ、俺は鈴坂高校【suzusaka】です」



『ちっ……そう。わかった』



「今舌打ちしました?」



『気のせいよ』



「そうっすか…」



『あと、なれない敬語使うくらいならタメ口でいいから』



「わかった」