『それで、さ。何があった、の?』



柚稀「死姫っていう人を匿っているだろって全身黒のスーツに身を纏った人が急に家に押しかけてきたんだ」



「そ、そしたら琉唯と羅唯の様子が急におかしくなって…」



『あたしがいない間にそんな事が…』



『今はその人たちが何処にいるのかは分からないの?』



柚稀「ううん。分かるよ。その死姫って人が戻ってきたらこの紙に住所を書いたからここに来るようにって」



『そうなんだ』



柚稀「だけどこの家にはそんな人居ないから人違いだよね。この紙捨ててくるよ」



『あ、あたしが捨ててくるよ!その紙貸して』



柚稀「?うん。わかった」



『ありがと。それじゃ、あたしは戻るね。おやすみなさい』



柚稀「え?もう寝ちゃうの?」



『うん。今日は疲れちゃったんだ。また明日』



柚稀「そっか、おやすみ!」