--5分後--




『よし!これで、一応応急処置はやったから、寝室に移動させよう』



柚稀「わ、わかった!」



『あたしは琉唯くんを運ぶから柚稀くんは羅唯くんを運んでくれる?』



柚稀「え!?大丈夫、?」



『うん。あたしは大丈夫。柚稀くんは大丈夫?』



柚稀「う、うん!大丈夫」



『わかった。それじゃ、行くよ』



柚稀「うん」



『ふぅ、取り敢えずこれでおっけい、あとは目を覚ませば…ってとこだね』



柚稀「ありがとう、僕1人で何もでき、なかった」



『そんな事ないよ。ずっと2人のそばにいてくれてんでしょ?』



柚稀「う、うん…」



『それならいいじゃん。何もしてないだけじゃない。2人の支えになってるじゃん』



柚稀「そう、なの、かな、?」



『うん!』



柚稀「ありがとう、本当にありがとう…」



『…そんな事ないよ。』



『元はと言えばあたしが悪いから…((ボソッ』



柚稀「え?何か言った?」



『ううん。なんでもないよ』



柚稀「そう?」



『うん』