「本当に!? 俺と付き合ってくれる!?」
「うん。私でよければ」
可愛らしく答えるとユウキは両手でガッツポーズをつくって喜んだ。
だけどまだセイコの心には引っかかっていることがある。
「でもユウキはトオコと付き合っているんじゃないの?」
教室を出るときのトオコの表情を思い出す。
憎しみのこもった目でセイコを睨みつけてきたのだ。
「学校で別れてきたよ」
そう言われてどうしてあんなに睨まれたのかようやく理解できた。
トオコはフラれた理由をなんとなく理解していたのだろう。
ユウキの心が自分からセイコへと移っていったことを。
「そうだったんだ。トオコはなんて?」
「泣いて嫌がって大変だったよ。だけど大丈夫だから」
ユウキはそう言うとセイコの手を握りしめた。
彼氏と彼女になってから初めて手を繋ぐ。
ユウキのぬくもりに心臓がドキドキする。
「じゃあ、今日は家まで送っていくから」
「うん。ありがとう」
セイコは素直に頷いて、ユウキと一緒に公園を出たのだった。
「うん。私でよければ」
可愛らしく答えるとユウキは両手でガッツポーズをつくって喜んだ。
だけどまだセイコの心には引っかかっていることがある。
「でもユウキはトオコと付き合っているんじゃないの?」
教室を出るときのトオコの表情を思い出す。
憎しみのこもった目でセイコを睨みつけてきたのだ。
「学校で別れてきたよ」
そう言われてどうしてあんなに睨まれたのかようやく理解できた。
トオコはフラれた理由をなんとなく理解していたのだろう。
ユウキの心が自分からセイコへと移っていったことを。
「そうだったんだ。トオコはなんて?」
「泣いて嫌がって大変だったよ。だけど大丈夫だから」
ユウキはそう言うとセイコの手を握りしめた。
彼氏と彼女になってから初めて手を繋ぐ。
ユウキのぬくもりに心臓がドキドキする。
「じゃあ、今日は家まで送っていくから」
「うん。ありがとう」
セイコは素直に頷いて、ユウキと一緒に公園を出たのだった。



