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「ねぇ、一緒に食べない?」
昼休憩時間になって1人で食べようとしていたところにそう声をかけられて、セイコは顔を上げた。
目の前に給食を乗せたトレーを持っているハルナが立っている。
「え、私と?」
セイコは持っていた箸を置いて自分のことを指差して聞く。
「うん。ねぇいい?」
「い、いいけど」
頷きながらトオコたちへ視線を向ける。
トオコたちには先に話を済ませてあるようで、気にしている様子はなかった。
それならいいかと思い、「どうぞ」と答える。
ハルナは「やった!」と嬉しそうに言ってトレーをセイコの机の上に乗せ、自分の椅子だけ持ってきた。
1つの机で2人が食べるのは少し窮屈だったけれどこうして誰かと給食を食べるのは初めてで、気にならなかった。
「それでね、そこの化粧品がさぁ」
ハルナの話題は相変わらず化粧品のことばかりだ。
それでもセイコは「そうなんだ」とか「すごいね」とか一生懸命相槌を打って会話を続けた。
正直化粧品の話しは半分の理解できなかったけれど、友達と一緒にいる昼休憩時間はあっという間に終わっていった。
「ねぇ、一緒に食べない?」
昼休憩時間になって1人で食べようとしていたところにそう声をかけられて、セイコは顔を上げた。
目の前に給食を乗せたトレーを持っているハルナが立っている。
「え、私と?」
セイコは持っていた箸を置いて自分のことを指差して聞く。
「うん。ねぇいい?」
「い、いいけど」
頷きながらトオコたちへ視線を向ける。
トオコたちには先に話を済ませてあるようで、気にしている様子はなかった。
それならいいかと思い、「どうぞ」と答える。
ハルナは「やった!」と嬉しそうに言ってトレーをセイコの机の上に乗せ、自分の椅子だけ持ってきた。
1つの机で2人が食べるのは少し窮屈だったけれどこうして誰かと給食を食べるのは初めてで、気にならなかった。
「それでね、そこの化粧品がさぁ」
ハルナの話題は相変わらず化粧品のことばかりだ。
それでもセイコは「そうなんだ」とか「すごいね」とか一生懸命相槌を打って会話を続けた。
正直化粧品の話しは半分の理解できなかったけれど、友達と一緒にいる昼休憩時間はあっという間に終わっていった。



