「えっと、その」
勢いで声をかけたものの、次にどうすればいいかわからない。
いきなり握手してというのはおかしい気がするし、でも握手してみないとわからないし。
「どうしたの?」
ハルナが怪訝そうな顔になったのでセイコは思い切って接着剤を塗った方の手を差し出した。
「握手、してくれない?」
「握手?」
ハルナはまばたきをする。
「別にいいけど」
不思議そうな顔をしたままハルナはセイコの手を握りしめた。
その瞬間手の平にあった接着剤がすーっと体の内側へ吸い込まれていくような不思議な感触がした。
すぐに自分の手のひらを確認してみたら、そこにはもう接着剤は残っていなかった。
「ハルナ、なにしてるの?」
廊下からトオコの声が聞こえてきてハルナは「今いく!」と返事をするとすぐに教室を出ていってしまったのだった。
勢いで声をかけたものの、次にどうすればいいかわからない。
いきなり握手してというのはおかしい気がするし、でも握手してみないとわからないし。
「どうしたの?」
ハルナが怪訝そうな顔になったのでセイコは思い切って接着剤を塗った方の手を差し出した。
「握手、してくれない?」
「握手?」
ハルナはまばたきをする。
「別にいいけど」
不思議そうな顔をしたままハルナはセイコの手を握りしめた。
その瞬間手の平にあった接着剤がすーっと体の内側へ吸い込まれていくような不思議な感触がした。
すぐに自分の手のひらを確認してみたら、そこにはもう接着剤は残っていなかった。
「ハルナ、なにしてるの?」
廊下からトオコの声が聞こえてきてハルナは「今いく!」と返事をするとすぐに教室を出ていってしまったのだった。



