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翌日、学校に人間接着剤を持ってきたセイコは机の影にかくれるようにして、手のひらにそれを乗せた。
そのままくっついてしまったらどうしようと思っていたけれど、接着剤はサラサラとしていて手に馴染んで行った。
匂いは爽やかで嫌なシンナーの匂いはしてこない。
見た目は透明で一見手になにも乗せていないように見えた。
さて、これを誰に使ってみようかな。
机の影から顔を出して教室内を見回してみる。
セイコが一番繋がりたいのはもちろんユウキだ。
でもその前に他の誰かで効果を確認しておきたい。
そう思った時ハルナが目の前を通った。
ハルナはどうだろう?
すごく仲良くなりたいというわけじゃないけれど、A組の中では重要グループの1人だ。
仲良くしておけば自分の周りにも友達が集まってくるかもしれない。
ハルナが教室を出ていってしまいそうだったので、セイコは慌ててその後をおいかけた。
「ハルナ」
「え、なに?」
セイコに声をかけられたハルナは驚いた顔をしている。
グループが違うから、あまり会話をしたことがないからだ。
翌日、学校に人間接着剤を持ってきたセイコは机の影にかくれるようにして、手のひらにそれを乗せた。
そのままくっついてしまったらどうしようと思っていたけれど、接着剤はサラサラとしていて手に馴染んで行った。
匂いは爽やかで嫌なシンナーの匂いはしてこない。
見た目は透明で一見手になにも乗せていないように見えた。
さて、これを誰に使ってみようかな。
机の影から顔を出して教室内を見回してみる。
セイコが一番繋がりたいのはもちろんユウキだ。
でもその前に他の誰かで効果を確認しておきたい。
そう思った時ハルナが目の前を通った。
ハルナはどうだろう?
すごく仲良くなりたいというわけじゃないけれど、A組の中では重要グループの1人だ。
仲良くしておけば自分の周りにも友達が集まってくるかもしれない。
ハルナが教室を出ていってしまいそうだったので、セイコは慌ててその後をおいかけた。
「ハルナ」
「え、なに?」
セイコに声をかけられたハルナは驚いた顔をしている。
グループが違うから、あまり会話をしたことがないからだ。



