モデルになったミハルはスラリと背が高くてスタイルが良く、どんな衣装でも似合った。


新作のミニスカートだって臆すること無く着ることができる。


街を歩けば「ミハルさんですか?」と声をかけられて、サインをする機会も増えてきた。


有名なファションショーにも呼ばれ、雑誌の表紙は6ヶ月連続でミハルが担当した。


「すごいわミハルちゃん。この調子で頑張ってね」


雑誌の編集長はミハルが来るととてもご機嫌で、終始にこにこしている。


「はぁい」


ミハルは元気に返事をして、仕事へ向かうのだった。