社長、私はあなたの妻になる資格がありますか? 〜社長、嫌いになってもいいですか?シリーズ 第3章〜

ゴロゴロと、遠くの方で雷が鳴っている。
いつのまにか、雨も本格的に降り始めていた。

「帰らなきゃ……」

体は、まだ重い。
熱にやられたのかもしれない。
できれば、ここから動かずに済むならどんなに楽か。
だけど、先ほどまで遠くにいたはずの雷が、少しずつ近づいていた。

じわじわと迫り来る雷鳴は、私の重くなりすぎた腰をあげるのには、十分効果があった。