「あっ!瑠香~今日は予定何もない?
  私と買い物しよ~!」


 「ごめん!今日は用事あるからパス!
  また明日ね。」


 私は友達の奏(かなで)に手を振る


 昇降口で靴を手に取った時


 「あ、瑠香…もう帰るのか?」


 「え?うん、そうだけど…。」


 「あのさ…俺と買い物一緒に行って
  くれないか?」


 「あ~ごめんね。私用事あるからさ…。」


 「え、ダメか?
  俺さ、どうしてもお前と行きたい
  んだけど…。」


 「どうしても外せない用事だから…。
  今度じゃ無理かな?」


 「…。あ、そう。ごめんな、
  無理に引き止めて…。」


 「じゃあね、バイバイ。」


 私はその人と別れ、外に出て行く


 「夏目さん、大丈夫?またあの人?」


 「ホント男子ってあーだからヤダよね。
  特にあのグループ!」


 「あーはは、だよね~…。」